ダイビング屋さんの選びかた

 

こんなこともありました その一

 

まずは作者の実体験から

当時、新入社員一年生だった私は初めての

9日間もの夏休み;お金もあるし時間もある夏休みを

どう有意義にすごそうかと困っていました。

 

ふと道端に「スキューバダイビング」の看板があり

車を急停車!!

そのまま大通りをバックし店内へ。

「ダイビングを始めたいのですが」

と言ったら色々と話をしてくれて

体験ダイビングの予定が、ダイビングの道具一式

全部までローンを組んでいました。

 

偶然なのですが

価格は当時日本一安かったみたいです。

これが悲劇の始まりだなんて

疑いもしませんでしたが・・・・

 

講習も無事に終わり、

海の楽しさ、面白さにハマッテしまった私は

残る5日間の休みを全て

ファンダイブに費やしたのでした。

 

それから週末は全てダイビング。

アッという間に、本数だけは

ベテランダイバーに

なっておりました。

 

今から考えれば悲惨な講習も

当時の私はそれしか知らずそれが当たり前だと

思っていました。

 

秋も終わる頃

スタッフの一人から

「祐司さんって、中性浮力のやり方、教えてもらった???」

と、聞き、「何ですか、それ。」

と、聞き返してしまいました。

 

インストラクターとなった、今、

これはダイビングの初歩の初歩。

初めての講習の時に

絶対に身につけておくべきモノなのです。

 

その頃、ちょっと不思議に思っていたこともありました。

「なんで、一緒にCカードを取った人達と会わないのだろう???」

それが、ズサンな講習、マンネリ化したファンダイブが

原因であると悟った私は

他のお店に亡命を決意。

雑誌で色々と探しはじめたのでした。

 

今からふりかえると、本当に怖い講習でした。

講習をしてくれた人は

インストラクターでは無かったのです。

信じられますかこんなこと。

Cカードの裏に書いてあるイントラの名前がT氏。

なのに、海洋実習をしてくださったのは、W氏。

プロの世界では、俗に、名板貸しと呼ばれ、

私の所属するインストラクターの団体(PADI)では

ばれれば、即、追放処分です。

 

思い出すと結構怖かったのが

海洋実習。

ダイビングは海の中に入るために、

ある程度のオモリを腰に巻きます。

つけすぎると、沈みすぎるし、つけなさすぎると沈まない。

 

私の場合は、思いっきりつけすぎでした。

BCD(救命胴衣みたいな道具、これに空気を入れたり

出したりして、浮いたり沈んだりする調整をする。)から

空気を抜いて、さあ、潜降だ!と思った瞬間

正面にあった海の宿が、一瞬にして消え

周りは、少し茶色の海の中。

 

インストラクターも見えないし

動いたら死ぬ

それしか頭にありませんでした。

 

そのまま、水中にドカーーン!と足がつき

続いて、ドカーーン!とシリモチ状態。

でも、動いたら死ぬ

それしか頭にありませんでした。

 

ダイビングをいう素晴らしい世界に出会えたものの

お店選びは最悪でした。

本数だけはベテランとなっても

基本の基本ができないのではなく

知らなかった。

 

本数がベテランになった時

実力もベテランだったなら

もっともっと楽しめていたのにと思うと

残念で仕方ありません。

 

しかも、偶然入ったお店が激安店。

別に、安いから選んだのではなく

偶然がたたっただけのこと。

 

みなさんにはこんな過ちして欲しくありません。

入り口を間違えて悲惨なダイバーに

ならないためにも

しっかりとお店選びはして下さい。

 

決して値段だけで選ばないように

結局、一番高くつきますよ。

 

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